
※スベラカーゼLiteは「お求めやすいスベラカーゼ」です。
使い方、出来上がりの物性はほぼ同様ですが、物性が安定するまでの時間はスベラカーゼの方が早い傾向があります。
特長
1. ベタツキのないゼリーが作れます
ベタツキの原因であるでんぷんをα-アミラーゼ(でんぷん分解酵素)が分解することによって、ミキサー粥やでんぷん食品の付着性が改善され食べやすくなります。

ミキサー粥
・お粥をミキサーにかけるとでんぷん特有のベタツキが出ます
・ 食べているうちに、唾液の影響で水っぽくなる場合があります

お粥ゼリー
・でんぷん分解酵素でベタツキを分解したゼリー状のお粥ができます
・唾液の影響で水っぽくなることもなく、最後までベタつかないゼリーの物性を保ちます
2. 唾液による離水の影響を最小限に抑えます

全粥に唾液を添加


スベラカーゼ (スベラカーゼLite) 0.7%添加の全粥に唾液を添加

3. ほとんどすべての食品に使えます
ミキサー粥やでんぷん食品に限らず、主菜、副菜、汁物、デザート、飲料など、あらゆる料理にご使用いただけます。
そのため、用途別にゼリーの素をご用意いただく必要がありません。


4. 温冷配膳車が使えます
65℃でも溶け出さないため、温冷配膳車で温かいゼリー食が提供できます。
5. 冷凍保存できます
冷凍したスベラカーゼ粥は、冷凍庫で1ヶ月間保存が可能です。
お召し上がりの際は、電子レンジかお鍋で沸騰するまで均一に加熱してください。
ご使用方法



目安添加量
食材 | だし汁・水 | スベラカーゼ(スベラカーゼLite) | |||
---|---|---|---|---|---|
お粥 | 100g | なし | 1.0~2.0g | 全体量に対して1.0~2.0% | |
肉・魚 | 50g | 50g | 1.5~2.0g | 全体量に対して1.5~2.0% | |
野菜・果物※ | 50g | 50g | 1.5~2.0g | 全体量に対して1.5~2.0% | |
汁物・飲料 | 100g | なし | 0.8~1.0g | 全体量に対して0.8~1.0% |
※水分量の多い野菜・果物は、加水量を減らすことができます。

使い方を動画でみる
動画で他の作り方を見る
スベラカーゼ粥の作り方(ご飯とお湯で作る方法)
スベラカーゼ(つぶ粥の作り方)
概要・注意点
製品名 | スベラカーゼ | スベラカーゼLite |
---|---|---|
原材料名 | デキストリン(国内製造)/ゲル化剤(増粘多糖類)、酵素、pH調整剤 | デキストリン(国内製造)/ゲル化剤(増粘多糖類)、酵素 |
アレルギー (特定原材料等28品目) | 該当なし | 該当なし |
荷姿 | 3g×50袋×20個/ケース 150g×24袋/ケース 1kg×6袋/ケース | 3g×50袋×20個/ケース 1kg×8袋/ケース |
賞味期限 | 製造後1年 | 製造後1年 |
使用上の注意
のどに詰まった場合は直ちに救急に連絡し、指示に従って応急処置をしてください。
- 本製品を粉のまま口に入れて食べないでください。
- 本製品を使用した食品のかたさには十分注意し、のどに詰まるおそれがないよう適切なかたさに調理してください。
- 召し上がる方の健康状態に応じて、専門の医師、管理栄養士、言語聴覚士等にご相談の上ご使用ください。
- 熱い食品や飲料ではやけどをするおそれがありますので、温度を確認してからお召し上がりください。
- 食事介助を必要とする方が召し上がる際は、介助者は確実に飲み込むまで様子を見守ってください。
- 本製品の使用により、飲食物が誤って気管に入ること(誤嚥)を防げるものではありません。
- 本製品の食物繊維の作用により、お腹がはったりゆるくなったりすることがあります。
- お茶などの透明な飲料に使用した場合、ゼリーが白濁しますが異常ではありません。
- 原料由来の色により、製品粉末が褐色を帯びていたり、黒い粒が見られることがありますが、品質には問題ありません。
- 本製品はでんぷん分解酵素を使用しておりますので、他のでんぷん食品に混入したり飛散することがないようご注意ください。
- 介護や介助の必要な方や、お子様の手の届かないところに保管してください。
- 高温多湿と直射日光を避けて常温で保管し、開封後は密閉してお早めにご使用ください。

栄養成分
100gあたり
単位 | スベラカーゼ | スベラカーゼLite | ||
---|---|---|---|---|
エネルギー | kcal | 333 | 327 | |
水分 | g | 4.9 | 5.3 | |
たんぱく質 | g | 2.0 | 1.9 | |
脂質 | g | 0 | 0 | |
炭水化物 | 糖質 | g | 73.7 | 69.9 |
食物繊維 | g | 15.0 | 19.7 | |
ナトリウム | mg | 822 | 790 | |
カリウム | mg | 740 | 350 | |
カルシウム | mg | 370 | 310 | |
リン | mg | 280 | 51 | |
鉄 | mg | 0.9 | 0.7 | |
食塩相当量 | g | 2.1 | 2.0 |
スベカラーゼのよくあるご質問
スベラカーゼLiteも同一内容です。
【注意】
①温冷配膳車(65℃設定)には60℃以下に冷ましてから入れてください。
②ガラスのミキサーは割れることがございます。その際は粗熱をとり冷ましてからスベラカーゼを添加し撹拌後、再加熱(70℃以上)してください。
本品はでんぷん分解酵素を使用していますので、お粥などでは分解に伴い甘みがやや増すことがあります。
スベラカーゼを使用したお粥は、食事中の唾液による離水の影響を最小限に抑えます。
ゼリーをゆるめたい場合には、水を適量追加し70℃~80℃以上に加熱して均一になるまで良くかき混ぜてください。スベラカーゼを追加する場合は、直接添加するとダマができたり溶解が不十分になる場合がありますので、スベラカーゼをあらかじめ湯などに溶解してから添加し、70℃~80℃以上で加熱混合する方法をお勧めします。
雑炊など塩分を含む食品は、スベラカーゼのゲル化剤が溶ける温度が高くなりますので(80℃以上)、ひと煮立ちさせる程度の再加熱が必要な場合があります。すし飯や梅粥など酸を含む食品は、スベラカーゼの添加濃度を少し上げて調節してください。添加量の増加の際は、0.3~0.5%程度を目安としてください。なお、牛乳などカルシウム分を多く含む食品の一部では、ゼリーのかたさが均一になりにくくご使用に適さない場合があります。
お粥の場合、電子レンジや鍋などを使用して全体に均一に加熱してください。さらさらの状態になるまで加熱することで、分離した水分を再び固めることができます。自然解凍は、食品のおいしさやゼリーの物性を損なうことがありますのでおすすめできません。
原料由来により、製品粉末が褐色を帯びていたり、黒い粒が見られることがありますが、品質には問題ありません。
ミキサー撹拌時に、全粥の重量に対して10~15%程度までなら米飯を追加することが可能です。これで約 1.2~1.3倍にエネルギーを高めることができ、1食(200g)で約200kcalのエネルギー摂取が可能となります。また、弊社のSOYプロテインパウダーを加えていただくと、たんぱく質の補強も可能です。1食(200g)の全粥に対して大さじ1杯(約4.3g)のSOYプロテインパウダーを加えると、約3gのたんぱく質を増強できます。SOYプロテインパウダーはスベラカーゼを使用した食材の味を損ないません。