
こんにちは、株式会社フードケアのマーケティング課です。
そろそろ年明けの行事食を考える時期ではないでしょうか。
お正月といえば「お餅」ですが、医療や介護の現場では「窒息のリスク」を考慮し、提供をためらうケースが少なくありません。 そんななお困りを抱えていらっしゃる方に「スベラカーゼで作る おいしいお餅ゼリー」をご紹介させていただきます。
1.お餅と日本の食文化
お餅は日本の伝統食として古くから親しまれており、特に新年の行事に欠かせない食材です。餅つきやお雑煮は地域や家庭ごとに異なる風習を持ち、健康や長寿を願う意味合いも込められています。
このように大切にされてきた食文化を、多くの方が安全に楽しめる形で継承していくことは日本の食文化において重要なことではないでしょうか。
お餅は正月だけではなく、一年を通して姿を変えて楽しまれます。
こうしてあげてみると、季節の節目、特に行事食として食べる機会が多いですね。
お餅と行事食(団子を含む)








| 1月 | 正月 | お雑煮 |
| 鏡開き | 鏡餅・ぜんざい・お汁粉 | |
| 3月 | ひな祭り | 菱餅・草餅 |
| 春の彼岸 | ぼた餅 | |
| 4月 | お花見 | 桜餅 |
| 5月 | こどもの日 | 柏餅 |
| 9月 | 秋の彼岸 | おはぎ |
| 10月 | 中秋の名月 | 月見団子 |
2.高齢者におけるお餅による窒息のリスク
お餅独特のもちもちとした食感や粘りは、「おいしい」と感じる一方、嚙み切りにくいことから、高齢になり噛む力や飲み込む力が弱くなっていると気道が詰まってしまい窒息事故につながるリスクが高くなります。

実際、食物による窒息事故は高齢であるほど死亡数が高く、事故発生月はお餅を食べる機会が多い1月(特に正月三が日)に死亡事故が多いとされ、お餅・団子による窒息事故での救急搬送数は65歳以上が9割とされています※。
これらのことから、高齢者や噛む力や飲み込む力が弱くなっている方への提供は特に注意が必要です。
3. スベラカーゼで叶えるおいしい「お餅ゼリー」
医療や介護の現場では、窒息のリスクを鑑みてお餅の提供をためらうケースも少なくないと聞きます。 ただ、食事は季節を感じ、人生の彩を添えるイベントでもあります。
そこでフードケアでは、お餅の粘りを抑えたスベラカーゼで作る「お餅ゼリー」をご提案しております。
スベラカーゼに含まれるでんぷん分解酵素でお餅特有の粘りを分解し、ベタツキのないやわらかいお餅風味のゼリーに仕上げます。
また、スベラカーゼの融解温度(固まったゼリーが溶ける温度)は70℃前後ですので、温かい状態でお召し上がりいただけます。
【基本のお餅ゼリー】
材料(4人分)
・白玉粉・・・・・・・・・・40 g
・スベラカーゼ・・・・・・・8 g(全体の2%)
・お湯・・・・・・・・・・・270 ml
・ご飯・・・・・・・・・・・90 g
※ スベラカーゼLiteでも同様の分量で調理してください。
※ やわらかいゼリーに仕上げたい場合は、スベラカーゼの濃度を減らしてください。
作り方
❶ 白玉粉・スベラカーゼ・お湯をミキサーに入れ、30秒ほどミキサーにかけます。
❷ ❶にご飯を入れ、更に1分以上ミキサーにかけます。
❸ 鍋に移し、ホイッパーまたはヘラでかき混ぜながら中心温度が80℃以上になるまで加熱します。
❹ バットまたは型に流し込み、冷蔵庫で冷やし固めます。(30分~1時間程度)
※バーナーで炙ると、焼き餅のような仕上がりになります。
【アレンジ】
この基本のお餅ゼリーをアレンジして、いろいろな行事食に展開することができます。






レシピページも参考ください。
お餅は日本の重要な伝統食です。窒息リスクを理解し、調理法や提供方法を工夫することが大切です。
医療・介護の現場だけでなくご家庭でも、スベラカーゼで作るお餅ゼリーをご検討いただけますと幸いです。
投稿:2025年11月17日 マーケティング課



