「美味しい焼肉ゼリーが食べたい!」もしくは、見た目も美味しそうな、焼肉ゼリーを「提供したい!」。そう思っている方は少なくないはず。
今回は、介護食シェフ在川が考案した「焼肉ゼリー」を教えていただいたのでご紹介します。
「この焼肉ゼリーのレシピが完成するまでに、様々な方との繋がりで仕上がった思い出深いレシピ。」とのことです!
フードケアの社内キッチンにて早速スタートです。
料理の考案者 介護食シェフ 在川(フードケア営業企画チーム)「誰もが食事を楽しく・美味しく食べてほしい」という信念のもと、介護食シェフとして活動中。様々なお客様と接していくうちに、皆さまからの要望に「レシピで応える!」ことに、ただならぬ使命感を抱いている。
撮影・再編集 久保埜(フードケア営業企画チーム)フードケアで主にデザイン部門を担当。介護食についての知識はあまり無い。
在川シェフ
こんにちは。
久保埜
今日は宜しくお願い致します!
在川シェフ
宜しくお願いいたします。
簡単なので、早速料理開始といきましょう!
簡単なので、早速料理開始といきましょう!
焼肉ゼリーの作り方
動画でチェック!
材料はこれだけ!2名分
・牛肉…………………………… 100g
・牛脂(もしくは油)…………… 適量
・焼肉のタレ … ………………… 適量
・お湯……………………………… 100g
・スベラカーゼ(全体の2%)…… 4g
・牛脂(もしくは油)…………… 適量
・焼肉のタレ … ………………… 適量
・お湯……………………………… 100g
・スベラカーゼ(全体の2%)…… 4g
① 熱したフライパンに牛脂をのばし、牛肉を焼きます。火が通ったら焼肉のタレをからめます。
在川シェフ
牛脂を使って焼肉を焼きます。
久保埜
サラダ油でもいいのですか?
在川シェフ
サラダ油でもできますが、牛脂をおすすめします!風味も仕上がりも各段に良くなります!
久保埜
なるほど。出来上がりが楽しみです!
② ミキサーに①、スベラカーゼ、お湯、焼き汁を入れ1分以上ミキサーにかけます。
在川シェフ
ここでミキサーの登場です。焼き汁も無駄にせず全部入れてください。肉のうまみをしっかり出していきます。
在川シェフ
ところでスベラカーゼを使うコツを覚えていますか?
久保埜
よく混ぜることと、十分な加熱でしたよね?
在川シェフ
その通りです!1分以上ミキサーでまぜてください。次に加熱です。
※お湯の画像ですが、今回は少し焼肉のタレを混ぜて加熱したお湯を使っています。
③ ②を鍋に移し、焦げ付かないように混ぜながら、中心温度が80℃以上になるまで加熱します。
在川シェフ
ところでなぜ加熱が大切かわかりますか?
久保埜
めちゃクイズ形式ですね。何でしたっけ?
在川シェフ
スベラカーゼをしっかり溶かすためです!また今回のレシピは塩分を含みますので、温度は80℃以上にすることが鉄則です。
久保埜
指導にも熱が入ってきまたね。
④ 一度丸めたアルミホイルを伸ばし、器型にしたところへ、③を流し込みます。70℃前後になると固まります。
在川シェフ
アルミホイルは一度丸めてから器型にしてください。アルミホイルの凹凸が焼肉のしわを演出してくれます。
久保埜
工夫されていますね。
在川シェフ
70℃前後になると固まりますが、冷蔵庫などで冷やすと早く固まります。
⑤ 固まったらアルミホイルを外し切り分けます。
久保埜
いっきに焼肉っぽくなってきましたね!
在川シェフ
このまま盛り付けても生姜焼き風にできますが、もっとおいしい焼肉に仕上げていきます!
久保埜
充分美味しそうにみえます。私ならこれで満足しそうです。
在川シェフ
仕上げはこれからですヨ。もっとお美味しくしていきます。
⑥ タレをつけてからガスバーナーで炙る
在川シェフ
いよいよ仕上げに入ります。タレをつけてから炙ると一層美味しくなります。香ばしさも一気に増します。
久保埜
炙るんですか!
在川シェフ
(笑)ガスバーナーは取り扱いに十分気を付けてください。
在川シェフ
表面に竹串や網などで網目をつけるのもいいですね。
バーナーの熱で柔らかくなっている状態で付けるのがコツです。
バーナーの熱で柔らかくなっている状態で付けるのがコツです。
久保埜
網目が付くとより見た目が焼肉らしくなりますね。
⑦盛り付けて完成です。
在川シェフ
どうぞ、食べてみて下さい!
久保埜
美味しそうですね!いただきます!
久保埜
風味もコクも焼肉ですね!おいしいです!
在川シェフ
現場でも本当によく喜ばれますので是非作ってみてください。
久保埜
大人も子供も喜びそうです!ありがとうございました!
美味しく仕上げる「2つ」のコツ!
①牛脂を使うこと
⇒牛脂は、「牛肉の風味を高める」・「やわらかいゼリーに仕上げる」という利点があります。
牛肉のペースト食を作ったことのある人であればお気づきかと思いますが、普通にミキサーにかけると非常に臭いです。牛脂を使うとその肉の臭さがなくなります。そして、これは、あとあとになって気づいたことですが、栄養価もアップします。
ですので、使わないと損ですね!
②焼き汁を無駄にしないこと
⇒肉のうまみがしっかりと出ます!
ミキサーの中に焼いたお肉と一緒に全部入れてしまいましょう!
まとめ
今回在川シェフより「焼肉レシピ」を教えて頂きました。
2つのコツをおさえた上で、アルミホイルをうまく活用して肉の表面をリアルに作りだしたり、ガスバーナーを使って焼き目をつけたり、様々な工夫が見られました。
食べやすいだけでなく、なんといっても「見た目も味もばっちり!」です。
是非みなさんもこの焼肉レシピをお試しくださいませ!
(撮影 久保埜)
(更新:2022年9月29日 狩野)