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ミキサー食の低栄養予防|食べる量を増やさずに栄養価の低減を防ぐ3つの方法

2019/03/07

ミキサー食を召し上がっている方でも健康のためには、『栄養価の高い食事』が大事です。

ただ、ミキサー食をなめらかに作ろうと思うと、水やだし汁を多くいれてしまって、

  • できあがりの量が多くなる
  • 栄養価が落ちる

健康のためには、『栄養価の高い食事』が大事なのに!!

食べられるか分からないけど、栄養補助の飲み物かゼリーを追加して提供するしかない…。

そんな風に思っても仕方がありませんが、最終的に食べきれない…栄養価もあまりとれていないという悪循環に…。

 

時間と手間をかけて作っているからこそ、食べきれずに残されてしまうことにも、もったいなく感じると思います。

この悪い流れを防ぐために、ミキサー食の低栄養予防として、「食べる量を増やさずに、ミキサー食の栄養価の低減を防ぐ3つの方法」をご紹介します!

この3つの方法を知って頂けると、 栄養補助食品の飲料やゼリーを更に加えるといったことをしなくても、栄養価の高いミキサー食を提供できると思います!! 

 

ミキサー食の低栄養を予防する3つの方法

基本的にミキサー食を作るには、ミキサーに『ご飯』や『おかず』と『水』もしくは『だし汁』を加えて、撹拌しますよね。

そのため、どうしても常食の方に比べて、栄養価が下がってしまいます。

栄養価の低下を改善するための方法として、下記の3つの方法があります!

 

ミキサー食の低栄養予防
  1. ミキサーを回すときに入れる水(だし汁)の量を見直す
  2. PFCパウダーなどの栄養価をアップできる製品活用する。
  3. 粥ゼリーを使用して、ミキサーにかける。

 

 

① ミキサーを回すときに入れる水(だし汁)の量を見直す

え…、そんなこと…??

そう思われるかもしれませんが、栄養価を落とさないためには、非常に重要なことなのです!!

例えば、サバの味噌煮(100g) をミキサーにかけてペーストにしたいとき、どのくらい水を加えますか?

(例)サバの味噌煮100gの場合

  常食 食材の半量の加水
(0.5倍)
食材と同量の加水
(1倍)
食材の倍量の加水
(2倍)
サバの味噌煮 100 g 100 g 100 g 100 g
50 g 100 g 200 g
全体重量 100 g 150 g 200 g 300 g


いくつも選択肢はありますが、

加水量『2倍』が、ミキサーの回りやすさや出来上がりも滑らかになります。

しかし、栄養価で比べると、下の表のように変わってきてしまいます…。

 

【常食】サバの味噌煮(100gあたり) 
エネルギー:272 kcal たんぱく質:13.9 g 
  0.5倍
加水
1倍
加水
2倍
加水
エネルギー
(kcal)
181 138 95
たんぱく質
(g)
9.3 7.0 4.7

※1人分100gとして計算しています。また、分かりやすいように写真はゼリーにしています。

上記の写真のように、できあがりの見た目はほぼ同じですが、栄養価を比較すると、加水量が多いほど重量あたりの栄養価は下がっていきます。

 2倍加水してしまうと、常食に対して栄養価が1/3程度しかありません…。 

しかも、同じだけ栄養価を取ろうとすると、食べる量は2倍以上になってしまいます…。

加水量を見直すだけでもより栄養価の高いお食事になるのです。

 

②PFCパウダーなどの栄養価をアップできる製品の活用

現在、粉末や液体などで食べる量を増やさずに栄養価を高めることができる製品が発売されています。

他のメーカー様でも取り扱いはありますが、フードケアですと、PFCパウダー(粉末タイプ)があります。

PFCパウダーは、大さじ2杯(11g)でエネルギー 50 kcalたんぱく質 2.2 g を摂ることができます。

 

PFCパウダーの基本的な使い方
・食材をミキサーでかき混ぜる時に、一緒に入れて混ぜるとろみ調整食品ゲル化剤の使用も可能!)

・お粥やコーヒー等に入れて、しっかりと混ぜる

詳しくはこちらをご覧ください。

 

①の『加水量を見直す』で、食材の倍量の加水(2倍加水)は常食に比べて、栄養価が1/3程度になってしまうとお伝えしました。

 

(例)サバの味噌煮の場合

100gあたり エネルギー (kcal) たんぱく質 (g)
常食 272 13.9
2倍加水 95 4.7

この2倍加水に対して、PFCパウダーを大さじ2杯を加えるとします。

※100gあたり エネルギー (kcal) たんぱく質 (g)
常食 272 13.9
2倍加水+PFCパウダ 131 6.2

※PFCパウダーを入れても溶解するので、『見た目の量』は増えません。ただ、100 g の常食に対し、PFCパウダー11 g を入れると、全体重量が111 g になるので、今回は、100gあたりに換算して数値を出しています。

さすがに、同じにはなりませんが栄養価が1/2程度まで摂ることができます!

PFCパウダーは、『ご粥』や『おかず』1品に対して大さじ2杯入れるくらいが、味に変化なくお召し上がりいただけます。

しかも、PFCパウダーは食事に溶けてくれるので、食べる量は増やさずに栄養価がアップできます。

ただし、冷たい飲料には溶けが良くない特性があるので、温かい食材に混ぜるようにしてください!

 

③粥ゼリーを使用して、ミキサーにかける

ミキサーを回すために入れていた、『水』や『だし汁』の代わりにスベラカーゼの粥ゼリーを入れるという方法です。

※スベラカーゼの粥ゼリーの作り方に関しては下記をご覧ください。

スベラカーゼ粥の作り方「3選」|ミキサーを使った介護食

お粥ゼリーを入れるの…? 味は…?

と思われるかもしれませんが、味は、ほぼ変わらないんです!

焼き肉とご飯を食べているのと同じ感覚で、割と違和感なく何でも受け入れられます。

 

作り方

①同量のスベラカーゼ粥ゼリー、おかずをミキサーに入れてしっかりとかき混ぜる

②全体が均一になれば、できあがり。

 

たったこの工程だけです!

ポイント

スベラカーゼ粥又はおかず温かい状態の方が回りやすい

⇒温かい状態の方が軟らかいので、ミキサーにかかりやすいです。食材によっては、回りにくいものもありますが、その場合はどちらも温めておくとまわりやすいです。

そして、水で薄めていない分、栄養価もしっかりと残ります。

 

(例)サバの味噌煮100gあたり

  常食 1倍加水 1倍粥ゼリー
エネルギー (kcal) 272 138 214
たんぱく質 (g) 13.9 7 8.1
備考 サバの味噌煮100g サバの味噌煮50g:水50g サバの味噌煮50g:粥ゼリー50g

しかも、スベラカーゼ粥さえ作ることができれば、とろみ調整食品やゲル化剤を使用しなくてもまとまり感がでつつ、なめらかなペーストができます。

そのため、在宅の方で、栄養価を落としたくない方にもおすすめです。

 

おわりに

ミキサー食の低栄養予防として、食べる量を増やさずに栄養価を上げる方法はいかがでしたか?

ご利用者様に合った方法を選んで、是非試してみてください!

お召し上がられる方が食べられる量でしっかりと、栄養価を摂れるようにお食事を提供していきましょう!

 

(編集:高橋)

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